【感想】『繊細さんが「自分のまま」で生きる本 繊細さは幸せへのコンパス』

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こんにちは、きぬまめです。

今回も武田友紀さんの繊細さんについての本をご紹介したいと思います。

3冊目となる今回は繊細な人が自分のままで生きる道のりを知ることができます。

この記事を特にオススメしたい方はこちら。

・ストレスフルな社会で繊細な人が自分のまま生きるのは難しいと思っている方

繊細さんとは?

繊細さんとは、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した、

HSP(Highly Sensitive Person)という概念がベースとなっている、

簡潔に言えば「とても感受性が強い人」。

詳細はよろしければ以前のブログをご覧ください。

繊細さんが自分のままで生きるための基本

繊細さんが自分のままで生きるには、次の2つが必要と武田友紀さんは言います。

1つめは自分の本音を確認できるようになること。
2つめは、「感じていたらやっていけない」とふさいでいた「感じる力」ー繊細な感性ーを復活させること。

武田友紀著『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』より抜粋

1つめについては自分の本音が分からない方も多いと思います。

武田友紀さんはこの本で本音を知る方法を3つ教えてくれます。

言葉を手がかりにする方法、身体の状態を感じる方法、自分と対話する方法です。

2つめについては、「なんだかいいな」と感じたことを試してみるといいです。

自分に合うものを見分ける感性を復活させることで自分はなにが好き(もしくは嫌い)なのか、

どんな風に生きていきたいのかを感じられるようになると理想的です。

繊細さんが「イヤだ」を取り戻す方法

自分のままで生きるためにしんどい状況から脱出するには、まずイヤなことを「イヤだ」とはっきり感じることが大切です。

皆さんはイヤなことをイヤと感じることができていますでしょうか?

無かったことにしたり、イヤだと感じること自体あまりないという方は注意が必要です。

「イヤだ」を取り戻す方法を武田友紀さんは3つ挙げています。

1つめは体の状態を手がかりに心を知る方法です。

心と体はつながっていて、心の状態が体に表れることはよく知られています。

なにか体に症状が出ている場合には、ストレスやイヤなことはないか振り返ってみてください。

自分をいたわるうちに、原因に気づくことがあるかもしれません。

2つめはふとした心のつぶやきをそのまま受け止める方法です。

3つめは安心できる相手に話を聞いてもらう方法です。

まずは自分の「イヤだ」という感情をしっかり認識してみましょう。

自分なりの生き方を模索する

「イヤだ」と思えるようになってきたら、次は自分なりの生き方を模索していきます。

「(心を)守る」「(本来の自分を)育てる」という2つの時期を通りながら模索するのですが、ここでは、目次を通しておおまかな流れを見ていきましょう。

「守る」
・閉じていい、たっぷり休もう
・穏やかな時間の中でこれからの生き方を探る
・休むことに焦ったら本音を確認しよう
・「人が怖い」という思いが湧いてきたら

「育てる」
・本音と感性を大切に、本来の自分を育てる
・「なんだかいいな」の感性を復活させる
・「自分を大切にする」ってどうやるの?
・「将来のため」「役に立つ」に惑わされない

・やりたいことの探し方(1) 大切なものは、すぐそばに
・やりたいことの探し方(2) やりたい仕事を探す

・「毎日のいい時間」が幸せな日々を作っていく
・「やりたい」と思ったあとで不安になる時は

・自分を育てる時に起こること(1) 一時的に怒りっぽくなる
・自分を育てる時に起こること(2) 人間関係の入れ替わり
・自分を育てる時に起こること(3) キツイことを言われた時は

・憧れの人をフックに、新しい生き方を「あり」にする
・新しい生き方を心と体になじませる
・大切なもの、手放すものがはっきりしてくる

武田友紀著『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』より抜粋

目次だけでも、新しい生き方を模索する中で様々なことが起こることが分かります。

残念ながら分量的にこのブログで詳細をお伝えするのは難しいです。

仕事や人間関係などで傷つき、これまでのように動けなくなっている方はぜひご一読されることをおすすめします。

繊細さんが決断する時

ここまでのステップを経て、いよいよ決断の時がやってきます。

具体的には「転職する」「今の仕事をしながら副業を行っていく」「起業する」など様々な選択肢から選ぶのですが、本質的には「どのくらい『自分のまま』で人や社会と関わるか」を決めます。

ですが、新しい生き方を選択し、実践していくのは大変怖いことでもあります。

武田友紀さんは次のように仰います。

なんとか「なる」という希望と、なんとか「する」という自分への信頼の両方がそろった時、新しい生き方へと踏み出すことができます。

望んでいることがすんなり成就しなくても、他の手段を使って生き延びる。
自分にはそういう力がある。

心を守り育てる段階を経て、本音と感性をーつまり自分自身をー信じるようになったからこそ、新しい生き方へ飛び込んでいけるのです。

武田友紀著『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』より抜粋

新しい生き方は決して順風満帆ではないでしょう。

失敗しながら、少しずつたくましくなっていき、だんだんと自分のままで生きていけるようになっていることでしょう。

皆さんの挑戦を応援しつつ、きぬまめ自身も頑張りたいと思います。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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